犬の皮膚の腫瘍を知る
治りにくい皮膚病のように見える事がある病気
皮膚の腫瘍の症状
皮膚や皮下組織などの体の表面にできた腫瘍は、多くの場合、皮膚に触れるとしこりが感じられます。
ただし腫瘍の種類によっては肉眼では皮膚病や潰瘍、外傷などと区別が出来ない事があります。
皮膚の腫瘍は乳がんに次いで発生率の高い病気です。
皮膚の腫瘍の悪性には肥満細胞腫、腺ガン、扁平上皮ガンなどが良く発生します。
肥満細胞腫は人間では良性ですが、犬では移転しやすい悪性の腫瘍となります。
この腫瘍は体のどこでも発生します。
また、体の下半身に出来るものがより悪性とされます。
腫瘍のできた部分の皮膚はこぶ状になったり、表面が壊死していたり、筋肉が固まったりするなどのさまざまな症状が現れます。
皮膚の腫瘍の原因
乳がんの早期発見同様に、5歳以上の犬を飼っている場合には月に1回でいいので、体をなでるついでに全身をくまなく触れ、しこりがないか調べてください。
また 腫瘍の種類によっては肉眼では皮膚病や潰瘍、外傷などと区別が出来ない事があるので注意が必要です
皮膚の腫瘍の予防・診断・治療
診断
しこりが見つかった処に、注射針を刺し、吸い取った細胞を調べる方法と、皮膚の一部を採取して細胞を調べる事によって、腫瘍の種類を診断します。
治療
ガンが疑われる場合には、しこりの部分だ出を切り取るのではなく、まわりの健康的な組織も含めて切除します。
直径1センチ以下のガンであれば、手術を受ける事によってほとんどが完治します。